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詩と映画と日記

詩と映画と日記

アビエィター


「アビエィター」 

監督
マーティン・スコセッシ

キャスト
レオナルド・ディカプリオ (ハワード・ヒューズ)
ケイト・ブランシェット  (キャサリン・ヘップバーン)
ケイト・ベッキンセール  (エヴァ・ガードナー)
ジュード・ロウ      (エロール・フリン)
アレック・ボールドウイン (ホアン・トリツプ)





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映画と飛行機に情熱を燃やし
未来を見つめて困難に立ち向い
熱く生き抜いた男の中の男と
ディカプリオが一体となって見えます

抜きん出た能力と財力と知力を持ちながら
精神に弱点を持ち、苦しみながら生きた巨人
ハワード・ヒューズになりきって
渾身の力で演じています

ディカプリオの場面ごとに激しく変化する
目の表情に魅せられました

アカデミー賞にふさわしい熱演なのに
受賞を逃して残念に思います

飛行シーンの迫力が素晴らしく
今は存在しない大きな飛行機を色々と登場して
どうして撮影出来たのかと驚きの連続でした


ケイト・ブランシェットのキャサリン・ヘップバーンは
本人を見ない方には良く思われるでしょうが
私には正直に言って物足りませんでした

大好きなキャサリン・ヘップバーンは
背が高く声はハスキーで一見女性的とは言えず
セクシーにもみえないかもしれませんが

キリリとして知性のほとばしる中に
比類ない愛らしさを持ち、魅力あふれる女性です
真似ることの出来ない個性だからこそ
いっそう輝くのでしょうね


ケイト・ベッキンセールのエヴァ・ガードナーも
大変な美人ながら
エヴァの、はっ! とするような美しさには
遠く及ばないように思いました

傑出したひとを演じるには
非凡でなければならないのかもしれません


それでも私としては
ディカプリオの本領を見た気がして
満足した映画でした




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